シブスト パンプルムス(ル・コルドン・ブルー)

1895年にパリで設立された「ル・コルドン・ブルー」
名実ともにフランスを代表する料理教育機関は、今では日本をはじめ世界中にキャンパスを構え、そこから多くの食のプロフェッショナルを輩出しています。
そして代官山にある東京校1階の“ラ・ブティックカフェ”では、シェフオリジナルのパンやスイーツ、デリなどが気軽に楽しめることをご存知でしたか。今日はその中から「シブスト パンプルムス」をご紹介します。

“シブースト”は、カスタードとメレンゲを合わせたクリームをパイ生地などにのせ、その上面をカラメル状に焦がしたフランスの伝統菓子。その間に挟むフルーツの代表といえばりんごのイメージがありますが、今日ご紹介する“シブスト パンプルムス”はグレープフルーツが主役。パイ生地にクリームとグレープフルーツ、その上にドンと乗せられた厚みのあるシブーストクリームが印象的な一品です。

マシュマロのような“もちふわっ”とした程よい弾力のシブーストは伝統菓子らしくしっかりとした甘さ。その甘さをキャラメリゼのほろ苦さ、グレープフルーツの酸味、さらに軽めのクリームと甘さ控えめのパイ生地がさっぱりと仕上げます。

シブーストといえばどうしても少し食べにくいスイーツなりますが、ここは是非ナイフとフォークを使ってクリーミーな甘みとグレープフルーツの酸味を一緒に楽しんで!いつものシブーストとは違う爽やかな味わいが口の中で広がりますよ。

1950年代のパリ校をイメージしたという紺と白の建物のなか、ゆっくりと優雅に流れる時間は代官山にいることを忘れてしまいそう。代官山のなかにある“プチフランス”、散策の休憩に立ち寄るのもオススメです。